白と黒のとびら 第15章 詩集

クージュとレザンの兄弟が作った「万能機械」でも決っして表現できない〇と●からなる言語の特徴を述べよ、という問いかけに答えないといけなくなったガレットは苦労しながらも、答をみつけるようです

  • 「〇と●からなる言語」とは「〇と●の文字列の集合」であり「ある〇と●の文字列がその言語の文であるか否かを判別するルール」と言える
  • ガレットは塔の動作を指定する偽クフ語による詩集を再読して、レザンの書き込みを発見する
    • ある詩が、それが表現する言語そのものの文になっているものには「除外する」という書きこみがある

塔の動作を指定する詩も〇と●からなる文字列で入力されており、その詩を塔への判定すべき文字列として入力するとどうなるか……というところに着目したガレットは答えをみつけたようです。
つまり「ある文字列を塔の動作として入力すると、その文字列自身も正しい文として認識する言語を表現するような詩」以外の文字列、ということでしょうか。けど偽クフ語には文法があるので、そもそも塔に正しく解釈されない文字列もあるので、そのへんちょっと美しくないですね…。