Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope- 序文、はじめに

お久しぶりです。
次は「型システム入門」を読む、と言いつつ半年近く間があいてしまいました。生活リズムの変化により朝の読書というのが難しくなったので、朝にこだわらずに読むようにして復活させようと思います。
さて、このたびオーム社様のご厚意により「Rubyのしくみ」を贈って頂けたので、この本で再開させたいと思います。ありがとうございます。

Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-

Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-

いつものように最初から順に読んでいきます。

  • 序文
    • 日本語版序文に matz、序文に tenderlove ことアーロン・パターソンさんと豪華ですね。付録に笹田さんの YARV 解説もあるみたいですし
  • はじめに
    • 対象読者は必ずしも C の知識を前提としない。図解を多用して説明するとのこと。ほう。
    • 検証にはRubyスクリプトを書いて実験してみる。これはいいアプローチですね。コード読む上でも仮説を立てて、動かしてみて、予想に合っていたかどうか確認する、というサイクルをまわすのは理解を深めるのに良い方法だと思います。
    • 対象の処理系は MRIJRuby と Rubinius については 第10、11、12章で触れる
  • 主なトピック

ざっくりみたところ、IO や スレッドの管理あたりのシステム(OS)に近いあたりのトピックよりは、Ruby の主に処理系の実装の大観とよく使われる構成要素についての解説をしているという感じみたいですね。