サーバ/インフラを支える技術 第1章 サーバ/インフラ構築入門 冗長化/負荷分散の基本 その6

まだずいぶん間が開いてしまいました。ルータ/ロードバランサの冗長化(フェイルオーバー)のプロトコル VRRP のあたりからでした。

  • keepalive の実装上の問題
    • keepalive は仮想 MAC アドレスを利用していないので gratutous ARP を使って ARP テーブルを書き換えてもらうようにしている
      • 切り替え後すぐに送信してもトラフィックの集中などで通信できなくなっている可能性があるので数秒待ってから再送する設定がある(garp_master_deley)
  • 実際の動作検証
    • eth0, eth1 の2つのインタフェースがある時片方にしか VRRP パケットが流れていないと他方のリンクダウンを検出できないので、インタフェース毎に VRRP インスタンス(virtual_router_id を変更する)を使う必要がある
    • またこのような場合2つのインタエース用の VRRP インスタンスの状態は同期させる必要がある(eth0 が落ちた時は eth1 用の VRRP も切り替わる)

ちょっと短いですがこれで第1章が終わったので今日はここまで。