サーバ/インフラを支える技術 第3章 止まらないインフラを目指すさらなる工夫 その1

今日から第3章に入ります。

  • DNSサーバの冗長化
    • シンプルに /etc/resolv.conf に複数の DNS サーバを指定
      • 問い合わせ順が固定でタイムアウトを待つのでレスポンスが遅くなってしまう
      • 性能劣化は気づきにくく、また DNS 障害が原因だと見つかりにくい
    • サーバファームによる DNS 冗長化
      • VRRP を利用して DNS サーバを冗長化
        • VIP で DNS サーバのサービスを提供
        • DNS サービスが停止したらフェイルオーバーするように dig コマンドで DNS 問い合わせして失敗したら keepalive を止めるようにする
        • Active/Active 構成にして DNS サーバの負荷分散
  • ストレージサーバの冗長化
    • データの同期の問題
      • DRBD (Distributed Replicated Block Device)
        • カーネルモジュールを利用してブロックデバイスへの操作を転送/同期する
        • 自動でフェイルオーバしないので keepalived を利用して切り替えさせる
      • NFS サーバをフェイルオーバするには
        • /var/lib/nfs を同期する
        • nfds ファイルシステムを利用する(知らないクライアントからのアクセス要求にも mount 済みのように扱う)
    • DRBD による同期はオペレーションミスに対する対策にはならないのでバックアップは必要

DRBD は初めて知りました。