サーバ/インフラを支える技術 第5章 省力運用 その6

今日は 5.7 Web サーバのログの扱い からです。

  • Web サーバのログの集約、収集
    • ログはサーバの台数ぶん出力されるが解析/保存を1ヶ所にまとめておきたい
    • 集約
      • サーバが出力するログを常に転送して1つにまとめる
        • リアルタイムの状況把握のため
    • 収集
      • 各サーバ上で出力されたログを定期的に集めて保存する
        • 集計、解析、保存のため
    • 全てのログを集約するには高性能なハードが必要になるので、集約では精度は求めない
    • ログの集約に syslog と syslog-ng を用いる方法
      • apache の custom log 機能で syslog の logger プロセスにログを渡して syslog に出力させる
      • syslog は取りこぼしがありえす。また同じログが連続するとまとめられる
      • syslog-ng はより高性能な syslog 実装
    • ログのローテート
      • cron と rotatelogs
  • ログサーバの構成
    • プライマリとバックアップの2台構成
      • 障害用の代替と、月次、年次などの負荷の高い集計をバックアップ機で実施するため

Web サービスを構築するにあたってログの扱いというのは重要なんですね。
これで第5章が終わり、第6章からは実際にはてなのインフラの紹介などになります。そろそろまた次の本を考えないといけませんね。