Webを支える技術 第2章 Webの歴史

第2章はWebの歴史ということで昔話。

  • ハイパーメディアとしてのWeb以前の技術たち
    • Memexって初耳。HyperCard はリアルタイムでは未経験ですけど今でも時々「あれはよかった」みたいな回顧を聞きます。
    • Web以前のものはリンクが双方向だったりでちゃんとしているぶん複雑だった。そのあたり適当だったWebのほうが生き残っている
  • 分散システムとしてのWeb以前の技術たち
    • RPC, CORBA, DCOM このあたりは使ったことがあります。IDL でインタフェース定義するのが面倒だった。その点dRubyは(ry
    • 互換性、スケーラビリティの問題などである程度閉じた小さなネットワークでしか使えなかった
  • 現在のWeb(WWW)はCERNの研究者が作って、研究機関/大学などで使われはじめた
  • イリノイ大学のNCSAが公開したブラウザ Mosaic が普及の一因
  • ハイパーメディアとしてのWebはシンプルな単方向リンクしかサポートしていないがれ故に普及した
  • 分散システムとしてのWebはHTTPというシンプルな共通のプロトコルを使うことで高い可搬性があったため大規模化できた
  • 標準化の道程
  • Web API 規格の競争
    • SOAP - SOAP は今も聞きますね
    • WS-* - WS-Security, WS-Transaction など、SOAP プロトコル上でアプリケーションのプロトコルを規定する仕様群。初耳でした。乱立して滅亡。(規格)戦争はむなしいですね
    • SOAP 対 REST
      • シンプルさと実現の容易さ、マッシュアップのしやすさで REST に軍配があがっている

simple is best. ですね。