白と黒のとびら 第9章 不毛な論争 その1

魔術師とその弟子ガレットはファカタの学院に向かいます。師匠は古代クフ語の「装置派」と「規則派」の論争を止めるためにガレットに自分の論証を語らせようとします。

  • 装置派
    • 古代クフ語を表現する遺跡の装置(白と黒の石やダイヤ、引換券、引換券を交換する小人、白黒の扉とその前の小人など)
    • 装置派はこの装置が古代クフ語の本質とする
  • 規則派
    • 古代クフ語は引換券や石の変換規則だけで表現できる(S -> 〇●, S -> 〇S● など)
    • 規則派はこの変換規則こそが古代クフ語の本質とする
    • その証明のために規則をもとに表現でき、装置では表現できない古代クフ語の表現を考えようとしている

師匠は「規則に表現できて装置に表現できないものはない」と言いますが……。今日はここまで。