白と黒のとびら 第10章 小さな変化 その3
今日は「装置」から同等の「規則」を作ることができる証明についてです。
- 「装置」つまり遺跡において「文」は「入口から出口に至るまでの経路で開いた白い扉と黒い扉の順序」
- 「装置」を入口から出口に至るまでの経路を以下のように分類してステップに分解する
- もの(白黒の石や引換券)を入手する経路
- 入手したものを手放す経路
- ものを入手することも手放すこともない経路
- ここで経路というのは、自動的な移動や、移動せずにものを入手したり手放したりすることも含む
- 「入口から出口までの経路」→「分解した経路」を、それ以上分解できなくなるまで繰り返す
- 無限に繰り返すことが可能な経路(手順)を考慮して、そのような部分は分解した経路に別の経路(自分自身も含む)を含むような分解(と言うのかな)も可能
- 経路を記号に置き換えることで「規則」として表現できる
- そのままだと冗長なので簡約して単純な規則にできる
意外と簡単でした。ただ「装置」の定義がわりとなんでもありなので、状態の変化を「ものを入手したり手放したりする」という観点で一般化するだけで本当に置き換え可能なのかなぁというところは気になりますね。